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ドーム郡シリーズ2 |
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『ドーム郡ものがたり』もそうなのですが、改訂版として再刊するときに、文体を統一しました。どちらも、三人称での語りのスタイルで、これはそのまま『ドーム郡シリーズ』のかたち、ということになっていきます。 この『虹への旅』の見直しをする過程も、わたしにとってはある種の運命の中にいる、というような気分でした。つまり、『ドーム郡』の3を書くことと同時にやっていたわけですから、この気分は今も続いているということになります。 ファンタジーとは何だろう、この架空の世界を構築していくことは何だろう、という、ごく通常に起きるべき疑問などは何もなく、ただひたすらある「感覚」だけにささえられて書きつづっていくという、そんな日々です。 『ドーム郡ものがたり』の冒頭(そこ自体がすでにファンタジーの一部になっているわけですが)にある、『訳者』としての位置は、わたしがこれを書くときの作家としての位相を象徴的にあらわしているものでもあります。ファンタジーを書く作家は、異世界の物語をこちらのことばに『翻訳』しているにすぎない、ということなのかと思います。 さて、物語。初版との大きなちがい。それは、マリオとノームの<関係>です。最後まで読むとそのちがいがわかります。十数年のわだかまりがすんなりと消えていって、うれしかったです。やっぱり、マリオとノームは……。以下は読んでからのお楽しみ。ちゃんと訳せてよかった、ということです。 |
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