エッセイやアンソロジーなど
- 短編に寄せて
- 短編は当初は本当に苦手だった。(今でも得意ではないけれど)でもまあそれゆえに、 けっこう必死でがんばって書いているので、時々読みかえすと「下手だなあ」 と思わず笑ってしまうことももちろんあるけれど意外な冴えを感じたりもする。 しかしこうしてまとめてみると、けっこう書いてきたんだなあと思う。 この中でいえば「進化論」のもとになった「ネバーランディア」とか、 処女短編で古事記に素材をとった「ウズメの舞台」とか、平家物語に 素材をとった「はちまん先生」などは作者のお気にいり。単行本になったものは 図書館へ行けばだれでも読めるけど、これらの短編は、それっきりなので、 できれば短編集、出したい。 作家なのに作品(小説)ではない文章の依頼をうけて、それを書かねばならないのはつらい。 「偉そうに」書いてるけど、これは本音。…最近すこしだけ、こういうものを書くこつがわかってきた ような気がするんだけど。以下にあげたもの以外にもあちこち書き散らしているが、 とりあえず目についたところだけ。