著作一覧。今のところ論文と書評のみ。自分でも内容を忘れているものが多いので、コメントは徐々に載せていきます。翻訳や雑文の類も気が向いたら載せます。著書はいつの日か世に現れたら載せます。
論文
「18 世紀ロシアにおける『ギリシア』表象の史的背景:『古典古代と非古典古代の混交』と『帝国の遷移』」(PDF)
『文化研究と越境:19世紀ロシアを中心に』(北海道大学スラブ研究センター21世紀COE研究報告集、2008年)、115-126頁
「エカテリーナ二世の『壮麗なる騎馬競技』とペトロフの頌詩:近代ロシア国家像の視覚化に向けた1766年の二つの試み」(PDF)
『スラヴ研究』第54号(北海道大学スラブ研究センター、2007年)、33−63頁
「第一次対トルコ戦争期(1768-74)のロシア文学:『ギリシア』表象と戦争イデオロギーの変遷」(PDF)
『ロシア語ロシア文学研究』第39号(日本ロシア文学会、2007年)、35−42頁
Мотивы зрения у М.Н.Муравьева и А.Н.Радищева в контексте европейского Просвещения
//
Филологический журнал. 2. М., 2006. С. 36-45.
「ムラヴィヨフ、ラジーシチェフの作品における『視覚』のモチーフとヨーロッパ啓蒙主義というコンテクスト」
『文献学雑誌』第2号(モスクワ、ロシア国立人文大学出版局、2006年)、36−45頁
「ワシーリー・ペトロフ(1736-1799)とその作品―18世紀ロシア『体制文学』の考察に向けて」
『ロシア18世紀論集』第3号(東京大学スラヴ語スラヴ文学研究室、2006年)、51-60頁
ペトロフに関して日本語で書かれたものが皆無なため、後で発表する論文の予告も兼ねて、情報を整理しておいた。正直あまり面白くないかも…。
「19世紀前半のロシア文学とピクチャレスク概念」
『19世紀ロシア文学という現在』(北海道大学スラブ研究センター21世紀COE研究報告集、2005年)、53-66頁
「18世紀末ロシア文学における光学・視覚的要素―ミハイル・ムラヴィヨフの詩『視覚』(1776、1785?)とその周辺」
『ロシア語ロシア文学研究』第37号(日本ロシア文学会、2005年)、9-15頁
ロシアで提出した学位論文の一部。デカルトやロックなどの視覚概念が、ムラヴィヨフやラジーシチェフのテクストに
≪Живописность≫ как способ восприятия мира в сочинениях Н.М. Карамзина //
Работы молодых ученых: Дипломы. Статьи. Исследования, Вып. IV. М., 2004.
С. 331?352.
「カラムジンの著作に見る世界認識の様式としての『絵画性』」『若手研究者論稿集:学位論文・論文・研究』第4号(モスクワ、ロシア国立人文大学東洋学研究所、2004年)、331-352頁
「ロモノーソフにおける崇高-『聖化』の修辞学」
『ロシア18世紀論集』第2号(東京大学スラヴ語スラヴ文学研究室、2002年)、1-22頁
「デルジャーヴィンと崇高の諸相」
『スラヴ文化研究』第1号(東京外国語大学、2001年)、60-68頁
「プーシキン『百姓令嬢』試論―「演技」と「自然」の交錯」
『SLAVISTIKA』第16-17号(東京大学スラヴ語スラヴ文学研究室、2001年)、1−21頁
「絵のような美を求めて−18世紀末〜19世紀初頭ロシア文化史より」
『SLAVISTIKA』第15号(東京大学スラヴ語スラヴ文学研究室、2000年)、1−31頁
「デルジャーヴィンと18世紀末の表象の様式−詩と庭園芸術との間の平行関係」
『ロシア語ロシア文学研究』第32号(日本ロシア文学会、2000年)、58-71頁
「18世紀ロシアにおけるフリーメイソン」
『ロシア18世紀論集』第1号(東京大学スラヴ語スラヴ文学研究室、1999年)、94−115頁
学位論文
Зрительная культура и русская литература конца XVIII - начала XIX века(「視覚文化と18世紀末-19世紀初頭のロシア文学」)
ロシア国立人文大学大学院歴史人文学研究科Ph.D 論文、2004年
日本でそれまでに書いた論文を使った部分が約4割、新たに調べて書いた部分が約6割。そのうち一部は、上掲の「18世紀末のロシア文学における光学・視覚的要素」「カラムジンの著作に見る世界認識の様式としての『絵画性』」といった論文にさらに化けている。実はこの論文の本文はネット上でいくつか見つかる。大学などではなく、学位論文を無断で流す悪徳業者のようである。何ともはや。
「デルジャーヴィン論-見ることと断絶」
東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻スラヴ語スラヴ文学専門分野修士課程修士論文、1998年
書評
「K. Ju. Lappo-Danilevskij, Gefuhl fur das Schone. Johann Joachim Winckelmanns
Einfluss auf Literatur und asthetisches Denken in Russland」
『ロシア語ロシア文学研究』第40号(日本ロシア文学会、2008年)、114-116頁
「橋本伸也著『エカテリーナの夢ソフィアの旅-帝制期ロシア女子教育の社会史』」
『ロシア語ロシア文学研究』第37号(日本ロシア文学会、2005年)、133-135頁