レギウスの材飼育

偶々良い材が手に入ったので材飼育をしてみようと思います。
本当は他の虫の為に購入したのですが、材を眺めているうちに何となく
レギウスに使おうと、思い立ちましたw

★材飼育というと難しいイメージをお持ちの方も居られるかもしれませんが、
  やり方自体は簡単です。ただ落ちる確率は菌糸瓶より高いかな?^^;

★まず材料をそろえましょう
 ・幼虫(なるべく★したくないので2令をオススメします。)
 ・中ケース(機密性の高いものが良いと思います)
 ・発行マット又は赤玉土(私はマットに埋めずにやることもあります)
 ・材(詳しくは本文で)
 ・水(浄水器・ミネラルウォーター・麦飯石水溶液などなど)

 

★材の入手
  まず主役の材の入手です。
  一口に材と言っても色々種類があります。
  樹種や菌の違いによって様々です。
  クヌギ・コナラ・エノキ・ブナ・
  菌ではカワラ・レイシ・ヒラタケ・
  ニクウスバタケなどなど
  
  今回はレギウスに使いますので、
  天然ブナ/カワラ材です。
(先に決まってたくせにw

★材の下拵え

  材の加水を行いましょう。
  天然水などに10分〜30分程度漬けていきます。
  この時の加水の具合は経験と感で覚えるしか
  ありませんが、レギウスに使う場合は皆さん
  人工カワラ材などの感じを
  知っていらっしゃると思います。
  自分の感を信じて加水を行ってください。

  加水が完了したらカワラ実体を取り除きましょう。
  (加水前でも結構です。)

★ポイント
  材の加水が上手く出来たら、その重さと堅さを手で覚えておきましょう。
  材飼育は中に幼虫を入れてしまうと、その様子を窺い知る事は困難になります。
  ですが幼虫が中を順調に食い進みますと材中が空洞となり柔らかくなります。
  重さと堅さで幼虫の様子と乾燥具合を判断しましょう。

★材の乾燥とセット
  材を日陰で1日乾燥させます。

★陰干しが終わったらセットします。
 この時密閉度の高いケースがオススメです。
 また埋め込むマットは発酵済みマット又は赤玉土
 などを使用します。
 これ以外に材の劣化を遅らせるためにマット
 には埋めず、転がり防止程度に敷き詰める方法
 もあります。
 難点は乾燥し易い事ですが、密閉度の高いケース
 なら問題無いでしょう。

★埋め込んだ例が右の画像です。マットは材に水分
 を与える事も出来れば奪う事もできます。
 ですからマットは乾燥している物が使勝手が良く、
 オススメです。その虫に合った材中湿度を保って
 あげて下さい。^^)

 
 ・加水時は下に水が溜まらない様に注意
  して下さい。

★幼虫の投入
 いよいよ幼虫を入れていきます。
 今回はレギウスの2令です。
 お祈りをしてから入れると落ちないかも(;^_^A
 (-m-)” パンパン
 材にドリルで12mm程の穴を開け入れますが
 潜るのに時間がかかる場合は木屑などで蓋をし
 出て来ないようにします。


・管理については乾燥したら加水するだけですが、
 材の重さや堅さで中の様子を想像し交換の目安
 にしましょう

★材の交換
 下の画像は材交換の時の様子です。
 材は握るとフカフカで軽く握り潰せる位に
 なります。
 

★材に穴を開けたところです。

★いよいよ幼虫を入れます。(-m-)” パンパン

★チョット分かりにくいですが無事に潜ってくれました。
 今回はやりませんでしたが、出てきてしまう心配がある
 場合は木片などで蓋をします。