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★種親選び★


★WD編



WD固体の入手は6月〜9月を除き入荷が有るようで、
個人的に1番オススメの期間は12月〜1月です。
3月〜・9月〜は未熟かスカスカのメスを掴んでしまう
可能性があると思っています。
※春と秋は要注意です。

因みに現地では12月〜3月は成虫の生息できる環境にないようです。
やはり養殖されているのでしょうか?謎です。^^;

現在では体重を把握する事でおおよそは見当がつくようになったため、
そのような事は回避できる様になりました。

ですから私がWD固体を選ぶ時は、まず体重を量らせてもらっています。
やはり完品に超した事はないのですが、体重さえあれば歩行に支障の無い
程度のフセツには目をつむる事もあります。
アゴ欠けは結構気にしますが・・・(;^_^A

ポイント
※これはあくまで私の経験です。
現地養殖ものや材割も出回っている可能性もあるので
一概には言えないところも有ると思います。


購入する上で一番気にするのは体重です。50mmup程度で6.5g以上あれば
即購入です^^;顎が欠けてなければ尚良し(≧∇≦)b OK
後はフセツとかありますが、私は歩行に問題が無い程度ならあまり気にしません。
完品ならベストですが。

★飼育品編★

ブリード開始までの成熟期間は
3ヶ月以上という感じでしょうか?メスもバイブレーションをするように
なりますが、それだけではダメなように感じています。
成熟した者同士ならあんなに仲睦まじかったのに
チョッキンチョッキン始めてしまう事も多かったからです。(T_T)
以上の様な事もある為、ヘタクソな私は半年は置いています。
生まぬなら生むまで待とうタランドスです(;^_^A

★どちらもゼリーはたっぷりあげましょう♪


★ペアリング★


両者にその気があればハンドペアリングで簡単に済ます事も
できます。1回の交尾は1分程度です。
ただメスが成熟していたとしても、オスが激しく威嚇する時があります。
その原因を想像すると・・・
@今はやだ!後でにして!!
A他のオスの卵を持ってやがるな!
B熟女は守備範囲外なんで・・・(;^_^A

etc・・・ですが、これは私の勝手な代弁なので
正確なところどうだかわかりませんが^^;  (オイ

上記は1匹のオスに複数のメスを連続してお見合いさせた結果です。
同一時間に行った結果、何回やっても同じ結果になりました。その反応は
とてもはっきりしていて興味深く、反応は3種類。

@追っかけまわしてでも交尾がしたい。
 [空室] 今夜は帰さないよ( ̄ー ̄ (--*)ヤダワ・・・

A直ぐに行為に及ぶ気はないが、とりあえずキープ(メイトガード)
 m(*σ.σ)( ̄ー ̄)y-~~~ ふっ俺の女さっ

B打っ飛ばすぞゴルァ!
 凸(`△´#)凸キル ユゥゥゥ!

※Bのような場合でも日を改めてあげれば上手くいく事もありますので
  トライしてみて下さい。


★ペアリングの基本SET★


交尾っ気ムンムンの場合はハンドペアリングも可能ですが、
普通にSETする場合は↓
小ケースにマットを厚めに敷き、30g用のエサ皿

木の皮などの隠れ家になる物を入れる。
ゼリーも忘れずに^^

ポイント

早い段階でペアを組む時は注意が必要です。
オスがメスを殺してしまう事もあるので御注意下さい

ポイント2
再ペアリングの重要性について

再ペアリングは必要無しとの事が定説ですが、
いざ実験してみると有る無しでは結果が分かれました。
やはりペアリングさせた方良い結果が得られました。
現在では産卵2回〜3回に一度はペアリングをさせた方が良いと思っています。

産卵(初産)→2週間休み→産卵→2週間休み→産卵→ペアリング・4週間休み→産卵
→2週間休み→
産卵→2週間休み→産卵→ペアリング・4週間休み→産卵
この後は産卵2回にペアリング1回を繰り返します。

ここで「2週間の休みは長すぎない?」「最初の内は連投ありでは?」
など疑問に思われる方も居られると思います。
私が何故2週間もの休みを与えるかというと、割り出し直後のメスは
直ぐにゼリーに齧り付く事はあまりなく、ボ〜ッと寝たような感じが何日か
続きます。セット前のように1日1個のゼリーをたいらげるようになるには
10日位必要だからです。

連投については疲れているだろうから気が進まないだけで、
実際どちらが良い結果に結びつくのかは分かりません。(;^_^A








  ★オススメ産卵SET★

 1・カワラ・レイシ植菌材でのSET

 長所は菌糸瓶に比べ沢山の卵が採れる
 傾向があるようです。
 平均14個位 ただし菌糸瓶に比べ湿度の管理が難しい様に思います。ケース内が結露したら
 蓋を空ける等して調整してあげましょう。^^)

       SET方法

 用意するもの>>中ケース1個・埋め込みマット適量・カ ワラ植菌材(柔らかめで芯が残っている物)・一応ゼリー以上
※ポイント
材は袋から出して水分や堅さを確認して下さい。
ドライバーが簡単に深く刺さってしまうほど柔らかい時は、1日〜必要なだけ干してから使用すると良いと思います。特にレイシ材はその傾向が強いように
思われます。
また、細い材を使う時は皮は剥がずに使う方が割り出し時期の乾燥を防げると思います。
私の場合L材は剥いてM材は誘導坑の面のみ剥す
といった感じです。


中ケースに材が転ばない程度のマットを敷きます。(5cm位でしょうか)
私は針葉樹のマットを使う事もあります。
マットですが、湿度の低い季節は少しだけ加水する事もありますが、
私はあまり加水しません。
何故かと言うとカワラは水分を外に出す性質を持っている為、
密閉の良いケースを使っていれば大体の場合湿度は下げる方向
で調整する場合が殆どだからです。材の水分をマットに吸って
もらうと言う事ですネ^^

しかしながらこれは私の環境下です。普通にオオクワの様なSETでも
良いという話も聞きますので、いろいろと試して下さい。

次に材とゼリーを置きます。材は直径10〜15cm位で柔らかめで
芯が残っている物が物がオススメです。(材柔らかすぎNG)

※ポイント
何故芯が残っている物が良いかというと、タランドゥスは穿孔して行き硬い部分に
当たった所で産卵床を作成し、卵を産み付ける習性があるからです。
菌糸瓶の場合でも殆ど瓶の底面に当たった所で産卵します。

置き方は縦でも横でも構いません。
材には予めメスの誘導穴を掘っておきます。
そしてメスを入れるときにその穴にブスッと挿しちゃって下さい。
その気のあるメスならそのまま穿孔して行きます。
カ〜ンタンですネ♪


      2:カワラ菌糸瓶でのセット

菌糸瓶の良いところは穿孔さえしてしまえば、比較的確実に採る事ができると言う事だと思います。
採れる卵や幼虫の数はやや材に劣るものの、安定があります。殆ど落とす事はありません。
生んでくれた分だけ幼虫が手に入ります。平均10個(匹)位です。 
  

          SET方法

用意するもの>>中ケース1個・埋め込みマット適量・
カワラ菌糸瓶1.5〜2L・一応ゼリー・以上

中ケースにマットを敷き、
瓶を置く。温度は23〜25度・・・終わり(;^_^A

カワラ菌糸瓶のセットも材と何ら変わりません。
同じようにセットして下さい。
私が使うのは2Lか1.5Lの瓶です。

瓶は十分に菌のまわった物が良いように思います。
スプーンで簡単に削れてしまうような柔らかいうちは、♀に
遊ばれるだけで無駄になってしまう事が多いです。
 
瓶の乾燥が懸念された場合は菌糸瓶の蓋にメスが通れる
位の穴をあけ、蓋は閉めて置いて下さい。
その際メスが掻き出すオガの行き場所も考慮
して、予めスペースを確保しておくと良いでしょう。

※ポイント
菌糸瓶の容器はブロー容器がオススメ!カワラ菌糸はとても堅くなります。
それはスプーンなどはクニョっと曲がってしまう程で、
その為初令の幼虫や卵を掘り出すのがとても大変なのです。
ブロー容器ならハサミで切れますのでとても便利です。
因みに私は今まで子供達に傷を負わせてしまった事は1度もありません^^