いつもお世話になっているショップの菌糸は非常に良く育ちます。
なるべく長時間その菌糸の中に入れておきたい、環境変化に適応する
無駄な時間もなくなるし・・・
でも孵化したその日に入れる訳にもいかず、結局マット飼育かレイシ・他のカワラ菌で材の中で暫く飼育する必要があります。(菌糸瓶での採卵なら可能です)
そんなある日、ふと思いました・・・
そうだ、産卵木を作っちゃえ!
考えてみれば難しくもないし^^)
★用意する物
・産卵材(クヌギ・コナラ・ブナ・etc)
・水
・小麦粉
・種菌(菌糸粕で良い)
・密封できるビニール袋
(フリーザーバック・ジップロックなど)
・バケツ・Qボックスなど
★材へ加水しましょう。
まずバケツやQボックスに天然水など水をはります。
その中、水2Lに対してティースプーン1杯程度
小麦粉を入れてよく混ぜます。
中に材を入れ、10分〜1時間(材が8割沈む程度)
沈めていきます。
ペットボトルなどを重石にすると良いかもしれません。
加水が終わったら半日ほど陰干しします。
★材を滅菌します。
フリーザーバックに材を入れ、電子レンジにかけていきま す。時間は材の大きさや電子レンジの能力で変わります 14cmカットのL材1本で3分×2(裏表)かけました。
様子を見てもう1分程度延長する事もあります。
その後1日程度かけゆっくり冷ましていきましょう。
★菌を付けます。
菌を付けていきますが、いくつか方法(種類)
があります。
菌駒や種菌が理想かと思いますが、ここでは
菌糸瓶を詰める作業ででるカスで作っていこうと
思います。
しっかり常温に戻した材に菌糸をまぶします。
材に霧吹きをして濡らしてからまぶすとオガが
良く付きます。
この時手袋をはめるか消毒を忘れずに^^)
塗し終ったら手頃な菌糸カスも袋に戻します。
この際フリーザーバッグの他に菌糸ブロックが
入っていた袋に入れ直すのも良いのですが、
ブロック用の通気穴は空気の流入量が少ない
場合があるので注意してください。
入れ終わったらしっかりシーリングして、通気
穴が無い場合は2日に1回位パフパフしてやって
下さい^^)
★3週間程で出来上がりです。
右が製作3日、左が1週間です。
見難いですが表面は真っ白です。