2006年07月09日
★広島こども図書館へ行ってきました。

7月8日のお昼に広島駅につき、数名の方々と広島市内を散策しながらホテルにチェックイン、それから広島こども図書館に行きました。明るく気さく、そして元気な館長さんから館内を案内していただき、こども図書館がどうやって運営されているか、特に近年財政問題があちこちで大変だときいているので、それらについてもいろいろおたずねしたのですが、こういった公共の図書館はこれから大変だなあとつくづく思いました。
それからスタッフのみなさんと夕食をごいっしょしたのですが、みなさん親切でいろいろ楽しい話をしてくださるので、わたしもすっかりうちとけて、明日はがんばるゾ〜〜と思い、広島の夜もそこそこにしてホテルに戻りました。

翌朝は、ゆっくり爆心地や原爆ドームを歩き、30分前に到着。
10時からいよいよ『作家と語る〜〜やっぱり本が好き!』がはじまりました。
背後にはお母さんがいましたが、小学生から中学生、そして高校生までと幅広い構成のこどもたちに、創作のきっかけや、どんなふうにファンタジーを書いたか、そして、<書く>ということはどういうことか、などについて、あいかわらずの早口で約1時間半にわたって話しました。
なんとギターも用意してくださったので(くぼさん、ありがとう〜〜)作品にも出てきて、サマーキャンプでうたった歌なども披露(小学生にはこれがいちばん受けておりました)、わたしにしてはめずらしいパターンの講演になりました。自作の歌をうたう児童文学作家はわたしくらいだろう〜〜と、今後の芸風(笑)をまたひとつ開拓(こら)。
それから質問タイム。
うれしいことに、みんなからつぎからつぎへと質問があり、それに答えているとあっというまに12時が過ぎてしまいます。さらに延長……おいおい。
で、別室に移って、残りたいひと十人くらいと、さらに1時間のスペシャルタイム。
この時間もとてもとても楽しいひとときとなりました。

……それから市内で、みんなからおすすめの「お好み焼き」もちろん広島風……をいただきました。これが広島の味なんだね〜〜。おいしかったです(おなかぺこぺこだったし)。

というわけで、まあこれだけでは何もつたわりませんが、著作についての質問もいろいろあり、アスターシャから進化論まで読んでる濃い〜〜読者の高校生もいて、寡作で売れない作家としてはとてもとてもうれしい一日だったのでした。
わたしの中では、今回の訪問で、広島が日本にとって特別の場所であることに加えて、わたしにとっても、すてきな友人たちのいる、特別の場所になりました。
学生時代に京都でなじんだ市電がそのままの塗装で走っていたこともびっくり……。

お世話になったみなさん、ありがとうございました。

2006年07月02日
★あまりにもすてきなメール。

F県にお住まいのKさんからのメールです。7月1日付け。ご本人の了解をえて、全文を掲載させていただきます。きっとドーム郡シリーズの他の読者の方々にとっても、うれしいメールだと思うので。

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はじめまして。 m(_ _)m
私は、ドーム郡シリーズの大ファンです。
見ず知らずの方にお便りするのは初めてですが、どうしてもこの感動を伝えたくてメールしました。

 私が、初めてドーム郡物語に出会ったのは、20年以上も前、中学生の頃でした。当時、ものすごく感動し、自分で感想文を書いて机にしまったのを覚えています(今度故郷に帰ったときに探してみようと思います)。読者カードも送ったかもしれません。とにかく「感動した」「続きを早く翻訳して欲しい」「もっと多くの人に知ってもらいたい」というような事を書いたと思います。
 あれから20年、私は36歳になり、ドーム郡物語のこともいつしかすっかり忘れていましたが、先日たまたま立ち寄った図書館で、何気なく本を見ていたら、ふと目に飛び込んできたのが、「ドーム郡物語」でした。本の題名も内容も覚えていなかったのですが、とても気になり手にとってみたら、昔懐かし、あの本でした。しかも、続きが翻訳されている!!もう運命を感じましたね。当時の感動、感覚だけはまざまざとよみがえってきました。この奇跡的な再会を果たして、ドーム郡シリーズを読み進めました。

 すばらしかったです。大人になって読んでも、とてもワクワクし(これは今も昔も変わりませんが)、当時とは違った人生というものも感じさせてくれました。決して特別でも完璧でもない主人公たちの、主体的な生き方に、勇気を与えてもらいました。今の自分が恥ずかしくも思えました。そんな自分を払拭すべく、自分で何かを起こさなければ何も始まらないという思いに突き動かされて、このメールも書いています。
 3部作のうち「真実の種、うその種」これが、私は一番好きかもしれません。気になっていたクミルとかかしのその後もチラッと垣間見ることができましたし、それだけではなくもっと壮大な生き方、人の心の奥深さ、平和というものを考えさせられました。特に心に残ったのは、真実だけが大切だとは限らないこと、バランスが大切だということ、あーそうなのか…と。人物一人一人の言葉に含蓄があり、それらを本当の意味で理解するには、何度も読み返す必要がありそうです。その時その時で、違った味わいがありそうな人生の書になりそうです。平和という点では世の中で起こっている戦争など考えると、ドーム郡小史の思想は今の時代にも通用する考え方であり、いつの時代にも共通する思想があるのだと感嘆しました。ホームページを見るまでは。私は、ずっとこの本は原本があって、その翻訳と思っていました。でも、どうやらそうではなく、芝田先生のオリジナルの作品のようですね。そうなると、芝田先生御自身にますます魅力を感じます。このような書を生み出してくれた芝田先生に感謝です。 m(_ _)m
映画化されるといいのになあと思ったりします。
長くなって申し訳ありません。いつの日かどこかでお会いできることを願って、それまで、楽しい日々でありますよう!

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Kさん、ありがとう。