★2006年という年。そして来年のこと。
年もいろいろありました。
『ドーム郡シリーズ』は昨年全3巻として完結しましたが、今年は結局1冊の単行本も出すことができず、作家としては情ない一年でした。本が出ない、というのは、自業自得ではあるのですが、いくら寡作作家であっても、努力のいたらなさであるわけなので、反省しております。
でも、表面的には『真実の種、うその種』が第30回日本児童文芸家協会賞という、年度賞をいただいた晴れがましい年でありました。また、石川県羽咋市立瑞穂小学校の校歌を作詞作曲するという、これまた生涯にそうあるわけではない体験をさせていただきました。
八月十五日に母を亡くしました。明るくて、優しい母でした。
そのころ、前後してあるできごとがあり、9月中旬に日本児童文学者協会に退会届を出しました。11月に受理され、正式な退会となりました。このいきさつについて、ここで語るつもりはありませんが、ご心配くださった多くの方々に感謝します。
そうそう、梨木監督の『ふるさとは、夏』の映画化も、すこしづつすすんでいます。
さて、来年はいよいよ新しい本が出ます。
そして、「連載小説」をはじめます。
新しい本は、あの『堤中納言物語』に、中途半端(尻切れとんぼ)に載っているのに、とても強烈な印象を残している、あの『虫めずる姫君』を主人公にしたファンタジーです。あかね書房から出る予定ですが、来年中にはかならず出ますから、どうぞお楽しみに。
それから、『創作連載』は、雑誌『児童文芸』2・3月号から、『彼女とオオカミ』=the likes of me=という、これは現代ファンタジーになるのでしょうか、全6回・1年間の連載になる予定です。こちらも、すごくおもしろい(じぶんでいうな、って、いつもいわれます)はずだから、どうぞお楽しみに。
考えてみれば、本は出なくても、がんばって考え、書いて、そしていろいろやっておりました。
来年もいろいろあるのでしょうが、みなさんも、どうぞよいお年をお迎えください。
2006年12月30日
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