| 2005年02月25日 |
★ふりかえるのは好きじゃないけど。
♪ウォ〜ウオウオウ〜オウイェ〜イエイエ〜……こんな気持ちがどんなに淋しいものか あのひとだけにもっとわかってほしいの ……
たまたま入った祖師谷大蔵の喫茶店で、いきなりこんな歌詞がとびこんできた。なんですか、この懐かしさは。これはたしかその昔ヘレン・シャピロが歌っていた『悲しき片想い』ではないか。うわ〜。うわうわ〜。ちがうってば。ウオ〜ウオウオ〜ですよ。………♪わ〜たし〜の〜大好きな〜〜優しいおもかげ夢見る瞳よ〜〜 ええっ。コニ?フランシス『ボーイ・ハント』じゃん。♪ノノレタ〜ノノレタ〜♪まいったなあ。ジリオラ・チンクエッティ『夢見る想い』ときたよ。
……というふうに、『ジョニーエンジェル』『風のささやき』『砂に消えた恋』と、つぎからつぎへとわたしの<なつメロ>のつぼをくすぐりつづける音楽。それも、当時の歌手ではない。演奏も当時の再現だけど、新しい。そしてとにかくすばらしくやわらかい声の女性が歌っているのである。
「これは……有線ですか?いったい、だれが歌っているのですか?」と思わずママさんにたずねると、「お客さんの持ちこみテープなんですよ」とのこと。へえ、と思ったとたん、わたしのうしろの席のおじさんが「竹内まりやです」と一言。はあ〜。竹内まりやがカバーしてたんだ。
喫茶店を出て、同じ祖師谷の商店街にCDショップがあったのでさがしてみる。ありました、ありました。『Longtime Favorites』というCD。さっそく買って、風邪のなおる間、ずっとかけてました。いつも前しか見てないわたしですが、たまにはこういうのもありかな、と思って。……メロディーも、歌声も、なにもかもやさしくて、うれしかったです。たまにはよかったです。こういうのも。
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| 2005年02月14日 |
★『ネバーランド』Vol.2(てらいんく)
佐々木江利子が松原秀行さんの『パスワード探偵団』について書いていたりわたしも書いているが、特集はダイアナ・ウイン・ジョーンズ。ダイアナ本人の短編「イナイ」も載っている。原題は No One 。主人公のロボットの製品番号がNO.1だから「ノーワン」すなわち「だれもいない」というニックネームになった、というところが、訳では『番号が171だからイナイになった』というふうに訳している(のではないかと思う。原文を読まずにここまで推測するわたしは変人?)。……この家事ロボットが、最新式の電子機器だらけの古いお屋敷で、少年とともに冒険するというお話なのだが、さすがにお見事。短編もこれくらいでないとね〜。と、反省。それにしても、特集のミズ・ジョーンズの写真は……。別に作家の年とったときの写真なんか載せなくてもいいだろうっ、と思ってしまうのはわたしだけでしょうか。だって、死んでしまったら、生前の、それなりに若いときの写真が出るわけでしょうが。だったら、生きてるときだって、若いときの写真を載せたっていいんでは。……あ。そこのキミ。今「あほか〜」といったでしょう。
分厚い児童文学の雑誌は『飛ぶ教室』以来だが、『ネバーランド』なんとか続いてくれればいいと思う。協力しまっせ。
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| 2005年02月11日 |
★ノスタルジーと「抵抗」〜『20世紀少年』(浦沢直樹)〜
我が家ではひさしぶりに家族ではまった漫画。その昔は『ガラスの仮面』だったから、ずいぶんひさしぶりだ。みんなではまる、というところが『YAWARA』ちゃんを生み出した浦沢直樹のエンターテインメント性。けれど、内容はとてつもなくハードである。高度経済成長直前に、草原の空き地でこども時代を送った少年少女のかすかな記憶。ひとりの少年の脳内妄想がやがて『世界の滅亡』のストーリーとして不気味に現実化していくなかで、ひとつひとつ明かされていく謎。ますますわからなくなる謎。過去と現実が交錯し、絶望の未来とたたかわざるをえなくなったかつての<少年少女>たちが向かっているのはどこなのか。……まあなんてうまくまとめたもんでしょう、とわれながらあきれるが、ハラハラドキドキ、やはりこれは読んでのお楽しみ。大人はじぶんたちの過去をくすぐられ、現代の若者たちはここからさまざまなものを汲み取っていけるだろう。まだ完結していないのだけど、とあるWebで<全体主義と戦う宣言をしている作家・芝田勝茂>とかいわれているわたし(あの〜わたしどっかでそんな宣言しましたっけ?なんかかっこよすぎません〜?)には、ある部分たしかに強烈にくすぐられるところがありました。ごくごくふつうの少年少女が、じぶんたちのささやかなあるものを守るために、巨大な敵と戦わざるをえなくなる。じつはこれはいまも日常的にわたしたちが問われている課題なのです。……12巻は<初版>本だったために、作者からの心憎いプレゼントを楽しめました。さて、謎はかなり明らかになりましたが、話はまだまだこれからです。シリーズはやっぱりまとめ読みがいちばん。でもこれから出る18巻以降も楽しみです。
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| 2005年02月07日 |
★ワールドカップ予選。
いよいよ最終予選が始まる。
思えば十年ほど前からだったなあ。
なぜだか、あの頃は夢中でした。
日本代表がはじめてワールドカップに王手をかけた韓国戦の話。
それはまさしく天王山、とでもいうべき試合だったのでした。
いつも日本に立ちはだかっていた韓国との試合。
いったいどうなるんだろう、とだれもが思っていたとき。
駅に降り立ったわたしに、ふと「降りてきたもの」があったんですよ。
なんと、それは「予知」の感覚。
試合がすでに終わった、という感覚。
「勝ったんだ……!」という、なんともいえぬ感覚。
のちにわたしはいくつかの作品にこの感覚を再現しておりますが、
あんなにクリアーに「予知」ができるとは。
「そうだったんだ……この試合は、勝つんだ……」
まあ、だれがきいても信じないでしょうが、当のわたしは知っていた。
これは本当だ、ということを。
そしてもちろんのこと、試合は日本が勝ち、選手は泣いた。カズも。
ところが、宿敵韓国に勝ったにもかかわらず、悲劇はそのあとで
起きたのでした。それがかのドーハの悲劇。
この話はいったい何なのか、今でも時々考えるのですが、
問題は「予知」ではないような気もします。
そのあと、わたしには二度とあんな感覚はないんだから。
ただ、無私で応援する気持ちがあると、時々きまぐれな「降臨」をする
という、ふしぎなことがあります、運命には。
あいにく水曜日の対北朝鮮戦にかんする予知はまるで降りてはきません。
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| 2005年02月04日 |
変な時間に起きてしまった。
帰って晩御飯を食べて、風呂にも入らず、パソコンをつけて、……今パソコンはコタツの上にあるのだけど(マウスとキーボードとディスプレイだけ、ね。うちのはデスクトップです)、急に睡魔に襲われて(いかん。プールで泳ぎながらこっちに向かってくる怖いおっさんをイメージしてしもうた。スイマーに襲われたんじゃないってば)そのまま寝てしまったらしい。
中途半端な時間だ。
昔は、体力があったから、みんなが寝静まってから、おもむろに原稿用紙をひろげ、それから書いたものだけど、ある時から急速に体力が衰え、一日おき、とか、二日おきになり、ひどいときは週末だけ、なんてことにもなっていたのに、「ドーム郡3」にとりかかったこの数年は、けっこう持続できていて、われながら驚いた。結局、体力にせよ持続力にせよ、モチヴェーションの問題なのだろうか。
書けるときは書ける、書けないときはどんなに時間があっても書けなかったりする。
こんな時間だけど、ちょっと始めてみようかな。
新しいものを書こうと思うときは、いつも、夕暮れの街を歩いているときのイメージです。そこに、とつぜんあらわれる、ふしぎなとびら。そこを開けて、目の前にあらわれるものを追いかける。
……さあ、じゃあ開いてみようか。明日、きついだろうな、と思いつつ(笑)。
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★その青い星を見る。

……といっても、地上にいて空の星を見るのではなく、宇宙から、『地球』という名の星を見る。そういうことが、できる時代なのですよね。
そう、気象衛星が送ってくる地球の画像。これを見てると飽きない。ただ1枚の画像ではなくて、なんと24時間の間の地球が、一時間ごとの動画となって再生される。贅沢なものです。これこそ人間でも鳥でもなく、それを超越した視点。
きっかけは、台風の情報を得ようとして、気象庁のホームページを見たときなのですが、それ以来、お気に入りになって、暇なときはぼお〜っと見ていることが多い。
地球全体をながれる雲のうごき。日本を中心とした北半球の一部の拡大画像もあり、両方を見ていると、やはり日本というのはちょっと変わったところにあるなあという気がします。今は冬型なので、大陸からの雲が日本列島のあたりではじけて、太平洋でふたたびかたちを整える、というような動きをしているのがよくわかります。つまり雲の動きがいちばん複雑になるのが日本列島付近なのですね。
全球図を見ると、全体として帯状になっている赤道直下の雲の動きは、日本付近のものとはちがって「流れる」のではなく、その場でダンスを踊っているように見えます。
そして、どちらも、停止画像にした瞬間、ふしぎな神話の挿絵のように「なにか」が見えてくるのです。あるときは3匹のけものが互いににらみ合っているような、あるときは美しい女性が舞っているような、あるときは竜がゆっくりと通りすぎて行くような……。わりといつも見えるのは鳳凰のような鳥のすがたです。赤道の方の帯のようなものは、巨大なムカデとか「さそり」のように見えます。そのうち、だれか「全球占い」なんてことをやりはじめそう。いや、天気予報をする人はもうやっているか。あはは。占いではありませんでしたね、あれは。
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