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BCLを復活して一番惜しまれたのは、その昔毎月のように購入してバイブルのように何度も読み返したBCL書籍を全て処分してしまったことであった。今から考えると何というもったいないことをしてしまったのかと、後悔の念で一杯であった。 2003年の今、世の中の書店ではBCL関連の書籍は皆無である。これは何とも寂しい。ここではそんなBCL関連の書籍について少し語ってみたい。 【BCL復活前】 自分が一番読んだのは、他でも触れたが「最新世界の放送局ガイド」という本であった。この本は文字通り擦り切れるまで読んだ。あまりに何度も読んだため、痛みが激しくガムテープで止めたりもしたが、最後はボロボロになってしまい廃棄せざるを得なかった。 次に読んだのはやはり「短波」である。毎月8日が発売日であったが、この日が本当に楽しみで楽しみで仕方がなかった。必ず発売当日に書店に走ったものである。こちらも何度も読み返したりアンダーラインを引いたりしてりして、擦り切れてしまった号もあった。 そして日本BCL連盟の会報であった「Hz」誌。短波に比べると情報量は比べようもないが、製作記事があったり、DXレポートがあったりと、小粒ながらピリリと辛い楽しい雑誌であった。中でもミーティングやペディションのレポートは読んでいて楽しく、自分と同じ年代のBCLが生き生きと活動している様子を見て、自分もその仲間に入っていきたいと思ったものである。(残念ながら近隣のミーティングの中では嗜好が合う人もあまりおらず、「Hz」を羨ましげに眺めるばかりであった。) 最後に「DX年鑑」である。私は1980年版のみ購入した。何故なら80年でほぼ活動を停止してしまったからである。これには笑い話のような実話があるのだが・・・私の悪筆に発する話である(私は実は大変な悪筆である)。多分80年の後半or81年の話だったと思われるが、一旦は停止したBCL活動を復活しようと思ったことがあったのだ。そしてそのきっかけとして最近の状況を確認しようと、DX年鑑1981を書店に買い求めに行ったことがあった。しかし店員に「紙に書いて下さい」を言われ書いて差し出したところ「○×(マルバツ)年鑑・・・ですか?」と聞き返されて、恥ずかしいやら腹が立つやら(そんな名前の本ある筈ないだろ!)で、「あ、もういいです」とあっさり帰ってしまったのである。あの時自分が短気を起こしておらず、じっくり探して取り寄せてもらっていれば人生は変わっていたかもしれない。 【BCL復活後】 さて復活後であるが、もはやBCL関連の書籍などというものは世にはなかった。しかし探したり取り寄せたりすることによって、数冊の書籍を入手することができた。 洋書では定番「WRTH」と「PWR」を毎年買っている他、バックナンバーも両方合わせて20冊近く入手した。しかし英語の本というのはじっくり読むという気にならず、一度ざっと目を通すと、ほとんど本棚のオブジェと化してしまう(笑)。やはり日本語のものが読みたい。以下はBCL復活後入手できた、数少ないBCL関連書籍である。 「世界を聴こう−短波放送の楽しみ方」は小さな本だが良くまとまっており、何度も読み返した。ただし93年出版なので復活時点(2000年)でも、かなり内容的には古くなってしまっていたのは否めない。 同じ新コロナシリーズの「電波で巡る国ぐに」はつい最近購入した。この書籍の存在自体はかなり前から知っていたのだが、ノウハウ本でないBCL書籍の面白さというのがピンと来ずに、買わずにいたのである。しかし最近になって、実はBCLの楽しみ=日常を描いた本はそれ自体面白いものではないかと思い直して取り寄せて読んだところ、まさにその通りで、早く購入しなかったことを後悔した。その後どうなったのか、続きを読みたいところである。 「BCL実践ハンドブック」と「ワイドバンド受信ガイドブック」は、秋葉原のロケットでデッドストックを見つけて購入したもの。現存する書籍としては最も新しいが、それでもそれぞれ95年、97年の刊行であり、内容も古くなりつつある。しかしBCLブーム後の動きや最近のBCL界の概況を知る意味でも、この2冊には大変お世話になった。 このように書籍を求めて古本屋、ハムフェア、Amazon.com、ネットオークションなどでいろいろと探した。そんな苦労のかいもあって、今自分の書棚には、次のような書籍が収納されている。 ・ DX年鑑1980〜1983 ・ 短波誌9冊 ・ 世界の放送局ガイド ・ 最新世界の放送局ガイド ・ BCL QAハンドブック ・ PWR1990〜2003 ・ WRTH1978、1986〜89、1995、1997、2001〜03 ・ 世界放送局めぐり ・ Shortwave Receiver Past & Present ・ Radio Receiver Chance or Choice ・ Buying a Used Shortwave Receiver ・ BCL実践ハンドブック ・ 短波放送実践編 ・ 世界を聴こう−短波放送の楽しみ方 ・ 電波で巡る国ぐに ・ BCL用短波ラジオの作り方 ・ 日本短波クラブ創立50周年記念誌 ・ おとなの工作読本@ラジオ少年の時代 ・ Radioactive ・ Callsignバックナンバー 今後もBCL関連の書籍が発刊される可能性は高くはないだろう。とても寂しい。何度も繰り返し読めるような、そんな書籍が欲しい・・・ならば他人が書くのを待っていないで自分で書いては?今まさに自分が考えていることはそれである。そして少しずつ原稿を書いたりなどしている。勿論書店で売るようなものは作れないが、ネット上のバーチャル書籍(PDFファイル)だったら実現可能である。 遠からず刊行のご紹介ができることを願っているし、もし発刊したらできむらくば読んで頂きたいとも思っている。壮大な計画に乞うご期待! (Jun.29,2003) |