海へのTicket


「海を見に行こうよ」と
誘ってくれた梅雨明けの日に
手にした海へのTicketで
夏へと向かう列車に乗り込む。

パノラマの景色に Tシャツが白く揺れた

 あなたの瞳の奥に見つけた
 青く澄んだ海が素敵

 まぶしすぎて 壊れそうで
 視線をすぐにそらしたけど

 光だけに向かえばいい
 そんなこと ふと思えてた

過ぎてゆくだけの現在を
必死で見つめる 想い出に変わるまで
時間から振り落とされそう
満員電車のタラップであなたは

抱きしめてくれた 強く胸に刻むように

 あなたの胸の鼓動だけが
 私の時間を動かせるの
 あなたの胸の鼓動だけが
 私の夢をかなえられる

 光だけに向かえばいい
 そんなこと ふと思えてた

 


back | next