海を見て、それだけで泣いた
君をまた　好きになってしまいそうで
何処までも　漕いで行けそうな
静かの海に　たたずむ人のシルエット

　潮風と遊ぶ　君の髪と
　素足に触れた　波のKiss

　優しさに還ろうとして
　僕は海辺をさすらい
　閉ざされた心を放ち
　君の扉をたたく。

海を見て、帰れずに二人
日暮れまで　砂に明日を探したね
夢がまた　打ち寄せる渚
静かの海に　たたずむ人のシルエット

　探せない夢は　波の中に
　悲しみは　泡とはじけ消えた

　沖を行く船のように
　全てはひとごとみたいで
　誰よりも、君は君に優しくなれずにいたね

海を見て　それだけで泣いた
君をまた　好きになってしまいそうで
「抱きしめて」つぶやいた君の
傷ついた心　二度と放せない