髪の毛先にはじける光 ランダムなリズムかなでている 光の原素 顕微鏡を覗くようさ
言葉になるまでの 君の想い 僕の想いと 交差しぶつかりあいながら つなぎあう糸口 探ろうとしている 内容なんてなくて良かった 僕はただ 君のことを ひとつでも 知りたかった
前髪を気にしながら話すから 瞳が少し上を向く その君だけの表情 眩しさを 焼きつけてゆく 絵描きのように この瞬間の現在を まぶたうらに描きあげてゆく デッサン
数分後には きっとここにいない 輝き 描きあげてゆけたら 君のその 左手の後ろから覗く 水道栓さえ キャンパスの中の いとおしい背景
君がそっと寄り掛かるから キッチンの流し台さえ いとおしい背景